部門紹介

放射線科

 

超音波検査


超音波検査とは

ヒトの耳には聞こえない領域 (おおよそ2.5~12メガヘルツ) の音波をカラダに当てて戻ってくる反射波によって体内の組織を映像化し、病変を検出する検査です。腹部全体、心臓、乳房、甲状腺、首や足の血管、あらゆる軟部組織など多くの部位が検査の対象になり、血液の流れる速さや方向を診ることも可能です。また、 造影超音波検査は、小さな気泡を含むくすり(造影剤)を静脈内に注入しながら行う超音波検査です。造影剤を使用しない超音波検査より臓器や病変を鮮明に映し出すことができます。

                     

超音波検査は次のような時に行います

腹痛などの腹部症状があった時、乳房などにしこりがみられた時、血液検査で異常がみられた時、検診で異常がみられた時に行なわれます。また、被ばくが無い体にやさしい検査である為、頻回に行なえる利点があり、異常箇所の経過観察などにも行なわれます。

 

当院の装置

GE社製 LOGIQ E9
     LOGIQ 7


検査にかかる時間

検査の目的部位、患者さま個人の状態や検査の目的に よって検査にかかる時間は異なります。 一般的に検査で30分程度はかかります。


検査の流れ

通常は臥位(寝た姿勢)で検査します。必要に応じて座位(座った姿勢) をとる場合もあります。超音波自体はカラダにあたっても痛くありませんがプローブと呼ばれる装置を皮膚にあてて検査するために軽い圧迫感を感じることもあります。

 

注意事項

検査の必要上、目的の部位より広い範囲に専用のゼリーを塗ります。 なるべく最小の脱衣で検査できるようにしておりますが服の種類によってはカラダから外していただかなければ検査・診断の障害となってしまうことがあります。当日は更衣(脱衣)  しやすい服装にてお越しください。
造影検査では、頻度は非常に低いですが、副作用が起こることもあります。また、この造影剤は小さな泡を覆っている薄い膜は鶏卵の卵黄を用いて作っているため、卵または卵製品にアレルギーのある方は原則として検査できません。


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