320列CT装置
2019年10月にキャノン社製アクイリオン ワン320列CT装置を導入いたしました。320列とは0.5mmの検出器が体の縦方向に320列配置されているということです。
これにより160mm(16cm)の幅を一度に撮影することが可能になり、心臓、脳血管、整形領域の検査に威力を発揮します。
これまでの64列CTとの違い
「320列CTがもたらすもの」
【撮影時間が速くなりました】
最速0.275秒で撮影できるため、常に動いている心臓も鮮明に撮影できます。
小児、救急、認知症など、静止が困難な患者様でも動きによるボケを最小限に抑えることができます。
特定の造影検査において、造影剤の使用量を減らすことができ、体への負担が少なくできます。
【画像処理速度が格段に速くなりました】
検査待ち時間を短縮できます。
【演算装置が進歩しました】
従来と同等の画像を得るための被ばくを減らすことができます。
また、歯の治療や骨折の手術で体内に挿入された金属があっても、画像情報を得ることができます。
【エネルギーの異なる2種類のX線を使用して撮影することができるようになりました】
結石の成分が解析ができます。また、分かりにくい骨折の診断がしやすくなります。
上半身の撮影時間が約1/4に短縮
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画 (※mp4データ)
心臓全体を1心拍で撮影可能
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画 (※mp4データ) |
脳の検査でも短時間で低侵襲
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画
64列CT(左)と320列CT(右)の比較動画 (※mp4データ) |