部門紹介

消化器病センター

平成28年3月より、内視鏡室を改装し、“”消化器病センター“”へと名称を変更いたしました。
消化器病センター専用の受付を設け、受付から検査、会計までの流れが患者さんに分かりやすく、よりスムーズにすることができ、待ち時間の短縮につながりました。

また、検査室を2部屋に分離し、プライバシーを考慮した検査室となりました。
感染対策の面でも、バックヤードを作り、洗浄・消毒室を独立させました。検査終了後の内視鏡スコープを患者さんの動線と交差させることなく洗浄・消毒室に運ぶことができ、安全に洗浄消毒作業を行うことが可能となりました。

 


こんな検査をしています。

〚上部消化管内視鏡検査(EGD)〛 
胃カメラ検査のことです。
内視鏡を口より挿入し、食道、胃、十二指腸を観察・診断します。
通常は経口からの検査となります。
ご希望に合わせて鎮静剤(眠った状態での検査)のご使用、経鼻からの胃カメラも可能です。
患者さんの状況にもよりますので、ご予約の際にご相談ください。
また、ピロリ菌に対する除菌治療も積極的に行っております。

前日21時以降の絶食、検査2時間前からの飲水不可で来院していただき、のどの麻酔を行った後、検
査をします。午前中の検査で、前処置から検査終了までは30分程かかります。

 

〚下部消化管内視鏡検査(CF)〛
 大腸内視鏡検査のことです。
 内視鏡を肛門より挿入し、盲腸、上行・横行・下行結腸、S状結腸、直腸を観察・診断します。
こちらもご希望に合わせて鎮静剤のご使用も可能です。ご予約の際にはご相談ください。
また、日帰りでポリープの切除もしています。ポリープの大きさ、タイプによっては入院が必要となることもあり
ます。

検査前日に食事変更、下剤の内服を行い、検査当日の午前中に水の下剤を内服し腸管を洗浄した後、
午後からの検査となります。

 

〚超音波内視鏡検査(EUS)〛
先端に超音波が付いた専用の内視鏡を使用したり、超音波プローブを使用し検査・診断を行います。
通常の内視鏡検査に比べてより精密検査となり時間が長くかかるため、鎮静剤使用(眠った状態)での
検査となっています。

*どの内視鏡検査も予約制の検査となっています。外来を受診し医師の診察を受け、予約をお取りください。

 月~金(土日祝除く)
*上部消化管内視鏡検査
 8時30分~  (午前中)
*大腸内視鏡検査
 午前(腸管洗浄剤の内服)
 午後より検査

その他の検査・治療の紹介

上記の検査の他にも治療内視鏡も行っています。
・内視鏡的止血術
  吐血(血を吐いた)下血(おしりから出血した)など消化管出血が疑われる際に、内視鏡を用いて出血部位に対して止血を行う治療です。

・内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)
  食道・胃・大腸の早期がんなど腫瘍性の病変に対して内視鏡を用いて病変を切除する治療です。
  自覚症状の出ない早期に発見されることで可能となる治療となります。
  外科の手術と異なり開腹を必要としないので患者さんへのご負担が少ない治療です。
・胃瘻(PEG)造設術、交換
・EVL・EIS(内視鏡的静脈瘤結紮術・内視鏡的硬化療法)
 食道・胃静脈瘤の治療となります。
・ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)関連手技
 膵臓や胆管、胆のうなどの疾患の診断、治療を行います。

 

 

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