部門紹介 検査科

検査科内部門別業務

 

◆生化学検査部門

 患者さんから採取された血液や尿を用いて分析する部門です。生活習慣病の一因となる脂質や糖質、尿酸の測定や、炎症の指標物質であるCRP、肝機能を示す酵素や腎機能を示す代謝物、電解質・微量金属等の測定を行っています。1台の機器で一度に42項目測定できます。

 

 

◆免疫学的検査部門

患者さんから採取された血液で、B型肝炎、C型肝炎の検査、甲状腺ホルモンや腫瘍マ-カ-の測定を行います。  また、心臓機能(心不全や心筋梗塞など)を反映する物質(BNP・トロポニン)も測定しています。

 

 

 

◆血液学的検査部門

血液中の赤血球・白血球・血小板などを測定し、その形態などを分類する部門です。貧血や炎症の程度、白血病などの血液の病気の状態を把握するために必要な検査です。骨髄穿刺の検査もこの部門で行っております

 

 

 

 

◆一般検査部門

患者さんから採取された、尿・便・体液等を分析する部門です。尿検査は成分を測定し、尿中の細胞を顕微鏡にて分類しています。また、便に含まれる赤血球を測定し、大腸がんの早期発見に努めています。

 

 

 

 

◆輸血検査部門

輸血が必要な患者さんに安全な血液を提供できるよう血液型や不規則抗体検査、交差適合試験を行っています。また、輸血用血液製剤(濃厚赤血球・濃厚血小板・新鮮凍結血漿等)を一元管理しています。

 

 

 

 

◆細菌学的部門

感染巣から得られた材料(喀痰、尿、血液、膿など)から起因微生物を検出し、有効と考えられる抗菌薬の薬感受性検査を行っています。また、耐性菌の分離状況や菌の情報を提供し院内感染対策チーム(ICT)にも携わっています。

 

 

 

◆生理検査部門
 心電図検査

四肢と胸部に電極をつけ、心臓から流れる電気信号を波形として捉えます。主に不整脈や心筋梗塞などの疾患の診断に有用です。検査時間は5分程度です。不整脈の精密検査で24時間心電図を記録し続けるホルター心電図検査も行っています。

 

 

 

 

 

 心臓超音波検査

超音波を用い、心臓の筋肉の動きや逆流の有無などを観察します。主に弁膜症、心筋症、心筋梗塞などの疾患の診断に有用です。検査時間は15分程度ですが状況によっては少し待っていただくこともあります。

 

 

 

 

 

 呼吸機能検査

マウスピースを介して機器に息を吹き込むことによって、肺や気管支の機能を調べます。慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺気腫など疾患の診断に有用です。検査時間は実施する検査の種類により変わりますが、10分~30分程度です。

 

 

 

 脳波検査

頭部に電極をつけ、脳の微弱な電気信号を波形として捉えます。主にてんかん等の疾患の診断に有用です。午後からの予約制の検査であり、検査時間は1時間程度です。

 

 

 

 

 

 

 神経伝道検査

体表から対象となる神経に電気刺激を与え、その反応を波形として捉えることによって神経の損傷具合を検査します。手根管症候群や糖尿病性神経障害などの疾患の診断に有用です。午後からの予約制の検査であり、検査時間は30分~1時間程度です。

 

 

 

 

 ABI/PWV検査

両手、両足の血圧を同時に計測することによって、血管の硬さや詰まりなどを調べます。閉塞性動脈硬化症などの疾患の診断に有用です。検査時間は15分程度です。

 

 

 

 

 

 

 その他

聴力検査、24時間血圧検査、心臓カテーテル検査のモニタリングなども行っております。

 

 

◆病理学的部門

 組織診断

患者様から採取した組織をホルマリン等で固定し、各種染色を行って標本を作製します。

 病理診断医がその標本を鏡検し、癌の診断や良性病変の確定等を行っています。通常であれば、大きさが約1cm以下の検体は3日くらいで結果を報告しております。手術等で採取された大きな検体は1週間を目途に結果を報告しています。また、手術中に迅速で診断を行う術中迅速病理診断も行っております。

 

 

 

 細胞診断

患者様から採取された細胞(喀痰、尿、女性性器等)をガラスに塗ってアルコール等で固定し、各種染色を行います。細胞検査士(2名)等で癌細胞等の有無を鏡検し、確定診断の補助や癌の早期発見に尽力しています。検体はダブルチェックで鏡検しています。約1週間を目途に結果を報告しています。 また、患者さんだけでなく検診やドック受診者の方々の検体も検査しております。

 

 

 

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