専門外来

腎臓外来

 

腎臓病について

「腎臓が悪い」と一言で言っても、どんな風に悪いのかは人によってさまざまです。

腎臓が悪いかどうかを調べるために、まず行なわれるのは尿検査です。
尿検査で尿蛋白、尿潜血および尿糖が見られるのは異常です。
尿糖については、尿糖のみが陽性の場合は糖尿病であることが多いので、まず内科を受診する必要があります。
腎臓病では尿蛋白や尿潜血が 陽性となることが多いです。
尿糖と尿蛋白が一緒に見られる場合は糖尿病が進み、 その障害が腎臓まで及んでしまったことが多いです。
            
具体的には
尿蛋白: 慢性腎炎、ネフローゼ症候群など
尿潜血: 慢性腎炎、尿路結石、尿路系腫瘍、尿路感染症など尿糖:糖尿病など


腎臓病が進むと、血液検査で異常が見られるようになります。それが「尿素窒素」や「クレアチニン」です。これらは腎臓が悪くなると正常値より高くなります。
ただしこれらは障害が初期の頃は非常に動きが緩やかなので、注意が必要です。
クレアチニンの正常値は性別や年齢によって異なり、0.9~1.1mg/dlが正常上限です。
1.5 mg/dlに上昇した時、人によって腎臓はすでに5割が障害されており、2mg/dlとなった時には3割ほどの機能しか残っていないのです。このとき腎臓は残っている腎臓で1個分の働きをするため、当然傷みが早くなってしまいます。
何とか腎臓を長持ちさせるためには、この時期までにきちんと治療を受けることが何よりも大切です。
残念ながら治療の甲斐なくこの時期を過ぎてしまった、または気が付いた時にはこの時期を過ぎていたとしても、腎臓を長持ちさせるためにまだまだできることはあります。
しかし、一般には腎臓病がある程度進行すると、その進行はとめられません。
できるだけ進行させないように、またはできるだけゆっくり進むように治療していきます。
それでも腎臓病が進行すると、透析という治療が必要となります。

腎臓病は一般的にはかなり進行するまで自覚症状が出ません。
だからこそ早めに専門機関を受診することが必要です。

▼ こちらにお心あたりのある方は是非ご相談ください。

健康診断等で蛋白尿・血尿を指摘されている方。
腎臓が悪いと言われたが、自覚症状がないので受診していない方。
足や顔がむくむ方。 
糖尿病の治療中で蛋白尿がみられるようになった方。



 
 

 

お問い合わせ
JA岐阜厚生連東濃中部医療センター東濃厚生病院 企画総務課
TEL:0572-68-4111 FAX:0572-68-1593

 

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