臨床研修医募集
研修プログラムの名称及び概要
1.名称
岐阜県厚生連東濃厚生病院を基幹型臨床研修病院とし、岐阜県立多治見病院・愛知医科大学病院・大湫病院を協力型臨床研修病院、土岐市立総合病院、市立恵那病院、恵那市国保山岡診療所、岐阜県厚生連5病院を協力施設とする初期研修プログラムとする。
2.プログラムの目的と特徴
本プログラムの目的は患者を全人的に診ることのできる医師としての基本的臨床能力を身につけプライマリ・ケアに対応できる臨床医としてのトレーニングを行うことである。特徴としては、研修医の将来の進路に合わせて柔軟性を持たせてある。
3.プログラムの管理・運営
岐阜県厚生連東濃厚生病院の副院長を責任者として、プログラムの管理・研修計画の実施・指導医及び研修医の評価のすべての面にわたって責任を持って運営する。
4.定員および選考方法
定員は4名(1年次、2年次合わせて8名)。選考方法は公募とし審査のうえ決定し、すみやかに本人に通知する。
5.研修の実施要領
(1)オリエンテーション研修
医師として診療するにあたっての最低限必要とされる知識を学ぶ。
1) |
医師法(守秘義務など)・薬事法(無診投薬の禁止など)の主な条項、医療経済(医療費の仕組みの理解、健康保険の種類や入院・外来治療費の算定法や支払方法など)公的医療補助制度の理解、入院・外来診療記録(カルテ)や入院概要録(入院サマリー)、診断書(死亡診断書を含む)の記載法などの一般的な事項。 |
2) |
|
(2)研修計画の作成
研修医の希望をいれながら、個別に責任者と協議の上研修計画を作成する。
(3)指導医と指導体制
研修医は研修計画に従って各科に配属され、科ごとに決定される指導医の統括のもとで各科の研修を実施する。指導医は受け持ち研修医の研修に責任を持ち組織的に研修指導を進める。また、各科における研修期間中、個別に解決困難な事態が生じたときは責任者と協力して解決にあたる。
(4)研修ローテーション
1)第一年次研修(基本研修科目を中心として)
①内科 26週(うち一般外来3週)
②救急 12週
③麻酔科 4週
④外科 5週(うち一般外来1週)
⑤希望科等 5週
2)第二年次研修(その他の必修研修科目を中心として)
⑥小児科 4週(県立多治見病院、土岐市立総合病院)
⑦産婦人科 4週(愛知医科大学病院、市立恵那病院)
⑧精神科 4週(大湫病院)
⑨地域医療 4週(国保山岡診療所)(うち一般外来2週、在宅診療1週)
⑩希望科等 36週
研修医の希望を取り入れながら、プログラム責任者と協議の上、1ヶ月を単位として、選択して計41週研修する。
(5)研修計画の変更
原則として各年度途中の変更は認めない。専攻科決定などの理由により二年次研修の計画変更の必要な場合には、責任者の承認を得て、二年次研修計画を変更することができる。
6.研修の評価と終了証の交付
(1)研修医の評価と終了証の交付
あらかじめ設定された研修目標と評価チェックリストに基づき、研修医が自己評価を行うと共に、指導医が研修医の評価を行う。それらの資料を基に、総合的に最終評価を行い、本プログラムの目標を達成したと考えられる研修医には研修終了証を交付する。
(2)プログラムの評価
本プログラムと実際に行われた研修内容を点検しプログラムの妥当性や改善すべき点を検討し、プログラムの修正・改善に関する提言を行う。
7.研修終了後の進路
希望する専攻科と協議の上、個別に進路を選択し決定できる。場合により、更に東濃厚生病院にて臨床研修を継続することも可能である。
8.臨床研修プログラム(例)
臨床研修初期研修医スケジュール例

協力病院: | 県立多治見病院・愛知医科大学病院・大湫病院 |
協力施設: | 山岡診療所・市立恵那病院・土岐市立総合病院・久美愛厚生病院・中濃厚生病院・岐北厚生病院・西濃厚生病院・西美濃厚生病院 |
9.研修医の待遇及び所属
身 分 岐阜県厚生連嘱託研修医
給 与 月額固定給与約329,900円(令和1年度)
諸手当 通勤手当、時間外勤務手当、休日勤務手当等
勤務時間 午前8時30分~午後5時15分(休息45分・休憩15分)
休 暇 年次有給休暇・・・採用時6ヵ月に3日、金属6ヵ月で10日、
1年6ヵ月で11日
日当直 当直2回、日直1回 22:00までの研修2回有。
その他 厚生年金・健康保険
10.お問い合わせ先
〒509-6101 岐阜県瑞浪市土岐町76番地の1
岐阜県厚生農業協同組合連合会 東濃厚生病院
企画総務課 TEL 0572-68-4111 FAX 0572-68-8934
E-mail soumuka@tohno.gfkosei.or.jp
1.研修目標
各診療科においてそれぞれの疾患の診断・管理・治療が出来るための基本的な知識と技能を修得し、適切に対応できるようにすることを基本目的とする。
2.研修計画
(1) | 研修期間は、原則2年間とする。 |
(2) | 必須研修科目は、内科(26週)、外科(5週)、救急(12週)、麻酔科(4 |
(3) | 内科研修26週の間に、一般内科外来研修を奇数週に0.5日の2回、偶数週に |
(4) | 地域医療の研修は4週とし診療所での研修を行う4週の間に、一般外来2週間実施し在宅診療も1週併せて行う。
|
3.指導体制
(1) | 研修医は研修計画に従って、科ごとの指導医の下、各科カリキュラムで研修を実施する。 |
(2) | 研修医は、単独で患者を受け持つことはできない。指導医・上級医と伴に診療を行う。 |
4.臨床研修の評価
(1) | 臨床研修の評価は、各分野の指導医、及び医師以外の医療職(看護師を含む) |
(2) | 臨床研修修了の判断については、プログラム責任者が各研修医の目標の達成状 |
5.臨床研修の修了基準
- 研修実施期間の休止日数(当院において定める休日は含めない)が、法令の上限である90日を超えていないこと。
- プログラムの定める必要履修期間を満たしていること。
- 厚生労働省の示す臨床研修到達目標の評価がEPOC及びその他の評価表によりすべて完了し、評価基準を満たしていること。
- 臨床医として適正(安心・安全な医療を提供できる、法令・規則が遵守できる)が認められること。